早引き 簡易心の薬事典



【一般の方ができる精神疾患患者様への対処法、及び精神疾患患者様へ】

パニックになった方・鬱状態の方は普段から飲まれているお薬を大量に飲んでしまいがちです。
被災地、特に被害の大きな地域では病院自体が機能しているのか、次にお薬が処方されるのはいつになるのか、先は見えません。

そんななか、不安だからと、自ら急いで薬を減らしてしまうのはとても危険です。
何日か飲み続けないと症状が重くなる薬もたくさんあります。(抗うつ剤、抗精神剤などはほとんどがそうです。)
たとえ医師からどのような指示を受けていても、服用量を減らし、少しでも長く薬のストックをもたせる必要がある場合もあります。

以下の薬をお持ちの方を見かけたら、
・まずお薬の飲み方について、医師からどんな指示を受けていたのかを当事者から確認する
・医療の状況が改善しているのであれば、医師、薬剤師の処方に従った服用をするようアドバイスや手助けをする
・医療の状況によっては量を減らして、少しずつ飲むようアドバイスする
・不安を抑えるために一気に大量に飲んでしまわないようアドバイスする(OD防止)
…など、お声をかけて頂くだけでもかまいません。
手を握ってあげるだけでも構いません。
いろいろ、できることはあります。

ツイッターでリツイートされております、映画「サマーウォーズ」の栄おばあちゃんのセリフ。
「一番いけないのは、お腹が空いていることと、一人でいることだから。」
このセリフに込められた意味・力はとても大きなものだと思います。
人と人。その繋がりはとても強い力になります。
精神疾患を抱えておられる方々、そうでない方々。
被災された方々はそれぞれではありますが、誰もが辛い思いをしておられると思います。 お辛いとは思いますが、どうぞお互いに支えあってくださいませ。

個人的な意見で作られたサイトですので、あくまで参考程度にとどめて頂ければ幸いです。
どうか被災地の皆様がお互いに助け合って、無事にこの大地震を乗り越えられますよう、祈ることしかできませんが、被害にあわれた方々の無事をお祈り申し上げるとともに、お亡くなりになられた方の御冥福をお祈りいたします。


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